小中高と同じ市内の公立の学校の中で同じような友達に囲まれて生きてきた自分が、大学から全く友達もいない東京に一人ぽつんとやってきて、むしろ男友達も最初はいないような状態でした。女性とのつながりなんてもちろんありません。焦って、遅れてサークルに参加したのですが、全く知らない人との話を盛り上げる力もなくて、コミュニケーション能力は本当になかったと思います。東京育ちの人達の立ち振る舞いの余裕感に圧倒されていました。そんな中、どうすれば良いの分かんなくて、メンズノンノをとにかく毎月買っていました。今では笑ってしまうような話です。それで、そこに載っていた1着5万円もするようなチャックが一杯ついたジャケットを買ったり、4万円もする腰履きのジーパンを無理して買っていました。
でもそんなカッコいい服を着ていても、全く彼女は出来なかったし、自分なりに勉強して努力しているのに、点でダメでした。極めつけは、モテてる先輩のまねをしようという作戦で、その先輩の所属していたモデル事務所に登録しました。でも、芸能界で活躍したいというわけではなく、高価なジャケットやジーパンを買うのと一緒で、モテる先輩はモデルだからモテるんだ!と勘違いして、モテる手段として所属しました。当然、そんな自分が仕事を取れることはありませんでした。そして、終いには大学の仲間たちに「売れないモデル」という不名誉なレッテルを貼られることになりました。
・そして、開き直る
友達経由で新しい人を紹介されるときは「売れないモデル」というレッテルで紹介してくれるので、最初うちは凄く嫌だったんですが、それが事実だったし、それがどうしようも変えられない事実だったので、ある日開き直りました。
むしろ、「売れないモデル」って珍しくない?聞いたことないし、面白いでしょ?って。
自分は完璧じゃないんだし、自分の不名誉なレッテル=弱点を笑いのネタに変えた時、女性に対しても自分が確立されたのだと思います。
・自分に自信がつく
開き直ることで、売れないモデルであることは恥ずかしいことじゃなくなり、むしろ売れないモデルというキャラクターが確立しました。そして、かっこ悪いと思っていたことも含めた自分に自信が出ました。
その頃には高い服を買うことも辞めていました。でも、自分に余裕が出来たし、女性とも余裕を持ってコミュニケーションができるようになったのもその頃です。振り返ると自分が勝手に作ったイメージが自分を苦しめていたように思います。
誰しも完璧な人間なんていないし、弱点も笑いの種に変えてしまえば、また新しい世界が広がります。笑顔は誰しもみんなの気持ちをプラスにします。もし自分の弱点のせいで、彼女が出来ないと考える人は、弱点を開き直ることで自信がついて、次に進むことが出来るかもしれません。
読んで頂いて納得できる話なのかわかりませんが、自分の場合は本当にそれが一つのターニングポイントだったと思っています。女性的にはこの話どうなんでしょうね(笑)
友達の紹介や職場のつながり、今だったら街コンなどもありますし、そういったきっかけを得たとき役立ったら幸いですし、Steadyも役に立てれればと思います。
※ 当時、下書きで止まっていたものをそのまま公開2018/11/10